安徽省の地理

    安徽省の地形は南北で大いに異なっており、複雑多様だ。長江、淮河が省を東西に貫き、省全体を淮北平原、江淮丘陵、皖南山地という大きく3つの自然地形に分けている。淮河の北は広く平坦な地形で、長江と淮河の間は山地がくねくねと続く。長江両岸は低地で、河川や湖沼が交錯する長江中下流平原に属する。皖南地方には山々が重なり合うように続き、山地や丘陵地が多い。省内の主要な山脈には大別山、黄山、九華山、天柱山があり、海抜1860㍍の黄山蓮花峰が省内最高峰となっている。省内には全部で2000余りの河川と、110余りの湖がある。中でも著名なのは長江、淮河、新安江、それに中国五大淡水湖に数えられる巣湖だ。

    安徽省は交通が便利で、省内を高速道路が3000㌔走っている。銅陵長江大橋、蕪湖長江大橋、安慶長江大橋が南北を結んでいる。道路と河川の水運能力はそれぞれ中国中部地区でも第2位、第3位となっている。京滬(北京―上海)、京九(北京―香港)、ユーラシア横断鉄道などの鉄道が省を縦断しており、省内の鉄道総延長は3000㌔と、華東地区で最長となっている。航空運輸でも合肥、黄山、蕪湖、安慶、蚌埠、阜陽など6つの本格空港を有する。