宣城の概況

    宣城は東に江蘇省、浙江省と隣接し、安徽省の東南で門戸を開いている。地の利を得て、ここは古くから江南の交通が便利な大都会だった。

    宣城には文化古跡があちこちに、くまなく分布している。謝朓楼は江南四大名楼に数えられる。敬亭山には残された詩文が600以上あり、名実一致する「江南詩山」だ。明末の文学者・馮夢龍が発見し「天下四絶」と称した太極洞は、巨大な景色を持つ奇観の鍾乳洞だ。三彫芸術、徽文化、明清古民家などが広く海外にも知られる績渓は、胡雪岩を始めとする「紅頂商人」(清代の官僚兼商人)を数多く輩出した。また、徽墨の伝承者・胡開文、新文化運動の提唱者・胡適なども宣城の人だ。